診療案内

歯周病Periodontal Disease

歯を失う原因の第一位は歯周病です。
歯周病は、知らないうちに歯ぐきの骨がなくなる病気です。
歯の表面にプラーク(歯垢)が付着し、その中の歯周病菌が増殖することによって歯を支える土台である
歯周組織や骨を破壊し、歯を失ってしますこともあります。
おもな原因はプラークですが、糖尿病などの全身の病気やタバコを吸うなどの生活習慣が、
歯周病をひきおこしたり悪化させる原因にもなっています。

歯周病の進行

健康な状態
健康な状態
歯と歯ぐきのすき間(ポケット)もなく、歯ぐきがひきしまっている。
軽度歯周病
軽度歯周病
歯ぐきが赤く腫れ上がり、歯を磨いたりカタいものを食べると出血することもある。
中度歯周病
中度歯周病
ポケットの炎症が慢性化して、骨が溶けはじめる。口臭もあり歯が浮いたような感じがする。
重度歯周病
重度歯周病
歯根を支えている骨がほとんど溶けてしまう。歯根が露出し歯のグラつきがひどくなる。

歯周病にならないために

ご家庭で
  • 自分に合った正しいブラッシング方法を知りましょう
  • だらだら食いや間食を控え、規則正しい食習慣を身につけましょう。
歯科医院で
  • 歯周病は痛みや出血など、自覚症状が出てからでは治療に時間と費用がかかります。
    定期的に検診を受けて、衛生士によるブラッシング指導と歯の掃除をしてもらいましょう。
歯周病にならないためにその他の要因

『噛みしめ』『歯ぎしり』について

『噛みしめ』や『歯ぎしり』と聞くとすぐストレスを連想する人が多いようですが、『噛みしめ』や『歯ぎしり』は多かれ少なかれ誰でもしている一種のくせと考えてよいと思います。
しかし、ほとんどの人が噛みしめることの害を知らないため、噛みしめていることさえ気づかずに自分自身を悪くしているのです。リラックスしているとき上下の歯は0.5〜2.5ミリくらいすき間があるのが普通で、歯が接触するのは食事をしたり、会話したり、飲み込んだりするとき、瞬間的に起こるだけです。
そのため、歯の接触時間は1日平均17.5分といわれています。
しかし、体に力を入れたり、緊張感を伴う場合、知らず知らずのうちに上下の歯を噛みしめているのです。この強い力が歯周病を進行させます。
歯ぎしり、噛みしめが起こす全身への影響
歯ぎしり、噛みしめが起こす全身への影響

STEP1『噛みしめ』ていない=リラックスしている状態を覚えましょう。

  • ①まず、思いっきり噛みしめてみてください。1〜2秒後に、フッと顎の力を一度に全部抜いてみて下さい。上下の歯がわずかに離れるでしょう。その位置が理想的なリラックスした位置です。
  • ②次に、思いっきり大きな口を開いてから、今度はガクンと脱力してみて下さい。たぶん、①の時とほぼ同じ位置に顎が閉じるでしょう。(顎の関節が痛くて開けられない人は無理せず開けられる所まででいいです)
昼間も、寝ているときもいつもこの状態になっていればいいのです。

STEP2日中の「噛みしめ」に気づきましょう。

仕事等に夢中になっている時、ふと気がつくとしっかり噛みしめていたり、
舌を吸いつけていたりしていることが誰にでもあります。あなたは、気づいたことがありますか?

YES:
そんな時、肩を上下させ、首から上の力を思いっきり抜いて、ステップ1でやったように脱力して
上下の歯を離してから、また仕事に向かって下さい。
NO :
気づいたことがない人もきっとしているときがあると思いますので気をつけてみてください。
噛みしめている状態は意外と気づきにくいものです。気づく方法として、普段よく使う道具にマッジクとかシールとかで目印をつけて、それを見たら思い出すようにすると良いです。主婦でしたら包丁の柄とか、事務の多い人は、ペンやキーボードなどに。また、運転する機会の多い人はハンドルなどに目印を付けておきましょう。
また、小さなメモ用紙に「歯をはなしてリラックス」と書き、目に付く場所に貼り付けるのも良いでしょう。
その目印やメモ用紙に目がいったとき、もし歯が触っていたなら、息を吐き出しながら意識的に歯を離し,力を抜きリラックス、リラックスですよ。

STEP3問題は夜眠っている時のことです。

眠っている時のことなどは、コントロールできないと思っている人が多いと思います。
しかし、「明日の朝4時に起きなければいけない」と思って寝ると、不思議とその時刻に目が覚めるという経験をしたことはありませんか。眠っている間も、体内時計と「起きなければいけない」という意識が共同作業をして、正確にその時間に目が覚めるということが私たちはできるのです。
そんな、難しいことができるのですから、上下の歯を合わせないようにリラックスして眠るなどという作業は、「その気」になりさえすれば意外と簡単にできるものなのです。成功の秘訣はあなたがどれだけ「その気」になるかにかかっているのです。
◎布団に入ったら何も考えないようにして下さい
布団の中は寝るだけの所と決めて下さい。もし、どうしても考える事があればもう一度、布団から出て考えて下さい。あるいは、朝目覚めてから布団の中で考える習慣をつけるとよい考えが出てきます。
自己暗示
呼吸に意識を傾け、吐く時は脱力するのを繰り返しながら、手足やお腹が暖かくなってくるのを感じて下さい。
また、吐く時に、自分がリラックスできる言葉を唱えてみましょう。たとえば「リラックス、リラックス」「いい気分、いい気分」等なんでも良いです。
また、「噛んではいけないぞ」「歯を合わせない」「開いて寝る」等を言い聞かせます。
そして、次の朝、今ある全ての症状がなくなって、スッキリ爽やかに目覚めるあなたの姿をイメージしながら眠りに入って下さい。
自己暗示ができれば、症状のほとんどは劇的に改善します。
ただ、あまり難しく考えないでください。リラックス、リラックス気楽に取り組んでください。

口呼吸について

いつも口がぽか〜んと開いていませんか?いつも口が渇いていませんか?
そんな方は要注意!「口呼吸」になっているかもしれません。口呼吸は、万病のもと。むし歯・歯周病の原因となるだけでなく、風邪・アレルギー・疲れが取れない・などの不調を引き起こしている可能性もあるのです。

口呼吸がもたらす悪影響
・風邪をひきやすい
口で呼吸をすると、ウイルスや細菌がのどに付着しやすくなるため、風邪をひきやすくなります。一方、鼻には鼻毛や繊毛などがあり、肺の中へ異物が入るのを防ぐ仕組みがあるため、細菌などを外に押し出してくれます。
・むし歯や歯周病になりやすい
唾液には、自浄作用という口の中を綺麗にする働きがあります。しかし、口呼吸をすると口の中が乾燥して唾液が減ってしまい、細菌が増える原因に。
結果、むし歯や歯周病につながります。
・睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まってしまう病気。口呼吸になってしまう人は、口の周りの筋肉や舌の筋肉が衰えている可能性があるため、横になった時に舌が喉の方に落ちて気道を塞ぎ、呼吸が止まるリスクが上がってしまうのです。睡眠時無呼吸症候群になると、血液中の酸素濃度が低くなるので、全身に酸素を運ぼうと心拍数が上昇。すると、眠っているにも関わらず疲れてしまいます。さらに、無呼吸で心拍数が上がると血圧も上昇するため、放っておくと心疾患や脳卒中のリスクが高まる可能性もあります。
口呼吸について
口呼吸の改善法「あいうべ体操」
口輪筋や舌の筋肉を鍛える事で口呼吸を改善し、感染症予防の効果も期待できます。 ある小学校ではこの体操を日課にしたところ、児童のインフルエンザの罹患率が減少したというデータもあります。
<あいうべ体操のやり方>
  • ▼ 口を大きく開き「あー」
  • ▼ 口を横に大きく広げて「いー」
  • ▼ 口を前に突き出すように「うー」
  • ▼ あご先に向かって舌を突き出し「べー」
  • ▼ 10回1セットを1日3セット行いましょう
あいうべ体操1
舌の位置によって、唾液の分泌、歯周病、むし歯の状態まで変わってきます。口を 閉じているときは、必ず舌の 位置を意識するようにして下 さい。
舌の位置が改善される ことで、様々な症状が改善していきます。
舌の本来の位置は、上あごにぴたりとついている状態です(下図)。舌の先 が、前歯の裏に当たっていたり、舌の両側に歯形がついていたりする方は、舌 の位置が低下しています(下図)。「あいうべ」体操で、舌の位置を元通りにして いきましょう。早い方で3週間、遅い方でも3ヶ月程度で改善しますから、あきら めずに頑張ってください。
あいうべ体操2