診療案内

小児歯科Pediatric dentistry

むし歯を治療することだけが小児歯科ではありません
小さな頃から歯が痛くなる前に、予防のために定期的に歯科医院へ通う習慣をつけることは、
健康な永久歯が育成され、むし歯になりにくい歯にすることができます。
もちろん治療が必要な際もお子さまにこわい印象を与えることのないように、
丁寧でやさしい診療を心がけ、お子さまの健康を守っていきます。

小児予防歯科について

フッ化物塗布
フッ化物はお子様の歯質を強くし、むし歯に対する抵抗力のある歯質をつくり再石灰化を促進してくれ歯を溶かしてしまう酸を作りにくい口腔内環境にしてくれます。特に乳歯や生え変わったばかりの永久歯に効果的です。
フッ化物の働きと使用法
シーラント
シーラントとは、奥歯の溝を、薄いフッ化物入りの樹脂で塞ぐ、むし歯予防法です。奥歯には複雑で深い溝があり、食べかすが溜まりやすいうえにブラッシングがしにくいため、むし歯になりやすいです。しかしシーラントで奥歯の溝を塞げば、むし歯予防に効果的です。乳歯はもちろん、永久歯にも有効です。
奥歯のムシ歯予防にはシーラント

食べる力を育てよう

脳へ情報を伝えるのは 全情報のうち、ヒトの脳が口から受け取る情報は約50%もあります。
そのため、食べたものを脳で感じ取ったり消化吸収されることで私たちの心とからだがつくられるのです。
  • ○ よく噛んで食べると脳にある満腹中枢が働いて私たちは満腹を感じ、食べすぎを防げます。
  • ○ よく噛んで味わうことにより食べ物の本来の味がよくわかります。
  • ○ よく噛むことにより口のまわりの筋肉を使うため、表情が豊かになります。口をしっかり開けて話すときれいな発音ができます。
  • ○ よく噛む運動は、脳細胞の働きを活発にします。子どもの知育を助け、高齢者は認知症の予防に役立ちます。
  • ○ よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、むし歯や歯周病をふせぎます。
  • ○ よく噛むと唾液がたくさん出ます、だ液中の酵素には発がん物質の発がん作用を消す働きがあります。
  • ○ よく噛むことで消化酵素がたくさん出て消化を助けます。
  • ○ よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます

どうすればよく噛んで食べるようになるの?

よく噛んで食べるには、まず噛みごたえのある食材を選びましょう。
次に切り方や加熱したりするなど調理の工夫をします。これだけで噛む回数は確実に増えていきます。
よく噛む食材は大きくわけて1、硬いもの 2、繊維の多いもの 3、弾力のあるもの根菜類を多く使った煮物や炒め物などが、献立の中に1品あるだけで噛む回数はぐんと増えます。

オススメ調理法①大きく切る

手っとり早いのはいつもより少し大きめ。あまり難しく考えずに、今までみじん切りにしていたものを、少し大きめの粗みじん切りにしてみるとか、輪切りを少し厚めにしてみるといったところから始めてみてはいかがでしょう。
大きく切る

オススメ調理法②加熱の違い

肉や魚は、加熱するとたんぱく質が収縮して、最初は硬くなります。 その後、1~2時間加熱し続けていくと、コラーゲンというたんぱく質が軟らかくなるという性質があります。野菜の場合は、食物繊維が加熱時間が長いほど軟らかくなる性質を持っています。
加熱の違い

オススメ調理法③トッピング

おさしみやお豆腐は栄養的にも手軽さからも重宝する食材です。 根菜類や乾物、ナッツ類や小魚などを上に載せたり、振りかけたりするのです。噛みごたえアップできるでしょう。
トッピング

オススメ調理法④素材の組み合わせ

例えば青菜のおひたしを作るときに、ほうれんそう、小松菜、水菜など、複数の野菜を組み合わせてみると、ほうれんそうだけのおひたしよりもテクスチャーが複雑になり、自然と噛む回数が増えます。
素材の組み合わせ

おやつ=お菓子ではありません。

もともと、おやつは午後2時から4時ごろ食べる食事のことです。子どものおやつは、主食のみのかんたんな食事です。
精製された白砂糖は「エンプティカロリー=空の栄養」と言われ、ミネラルやビタミンなどの栄養素を取り除いた化学薬品のようなものです。
糖質を分解してエネルギーに変換するためには、ビタミンB1・B2・B6、ビオチン、マグネシウムが必要なのですが、白砂糖は一つも持つていません。
そのため、体から奪つていくしかないのです。血液も酸性に傾けるため、これを中和するために骨からアルカリ性のカルシウムも奪つていきます。
白砂糖を食べれば食べるほど、ビタミンやカルシウムをはじめとするミネラルが奪われてしまうのです。ことに、カルシウムは精神を安定させる作用があるため、不足するとイライラしたり、しくしく泣き虫になつたりするのです。
でも、難しく考えることはありません。おやつこそシンプルがいちばん。おにぎりでいいのです。朝、多めにごはんを炊いておいて、おやつ分のおにぎりを作っておけば、お腹がすいたときに食べさせることができます。ゆかり入り、しらす入り、おかか入り、青菜入りなどなど、おにぎりこそバリエーション豊富に、毎日変化を楽しめます。
兄や姉がいたら、なおさら早くからこうしたおやつに触れる機会も多いでしょう。でも、お母さんやお父さんがブレない確固たる信念を持つこと。
お団子やおまんじゅうなどの和菓子は2歳以降になってからたまに。ケ—キやクッキ—などの横文字お菓子は3歳以降のイベント時だけ。
添加物やトランス脂肪酸の多い市販のスナック菓子類は、年齢に関係なく食べさせないという気概でがんばりましょう。
親がどんなに徹底していても、祖父母やお友達、近所の方などからいただいたりして、口にしてしまうこともありますから。
だからこそ、家では食べさせないと決めたいものです。そうしないと、どんどん入ってきてしまいます。和菓子やケーキなども手作りすれば、甘味を入れずに作ったり、砂糖や油の種類を変えたり、量を減らしたりすることができます。
簡単にできるものでいいので、ぜひその子に合ったタイミングを見極めるのが大切です。
離乳食期から清涼飲料水やジユースを水代わりに飲んでいる子も見かけますが、これらには白砂糖や、それよりも血糖値上昇の激しいブドウ糖果糖液糖が含まれているものが多くあります。
ひっきりなしに甘い飲み物を飲んでいると、血糖値が十分にあるので空腹を感じなくなり、3食のごはんが食べられずに、大切な栄養が不足していきます。離乳食やごはんを食べないという子や疳の虫が気になる子はジュ—ス断ちも必要です。

マイナス1歳からの咬合育成

赤ちゃんの生活は、妊娠の瞬間からスタートします。赤ちゃんは子宮の羊水の中で背中を丸くし、両腕はひじを曲げて肩より少し内側に入れて指をなめ、あぐらをかいています。そしてママから栄養と酸素をもらいながら、自分の力で大きく成長していきます。
赤ちゃんが子宮の中でのびのび、すくすく育っていくには、胎児が自由に動き回れる暮らしやすいお部屋づくりが欠かせません。
子宮=この世界に誕生するまでの赤ちゃんの大切な「お部屋」です。この時から健康な歯並びとかみ合わせを育てていく必要があるのです。
ほ乳、離乳を通して飲む、かむといった「食べること」をしっかり学習して身に付けることができています。
ほ乳のとき、赤ちゃんは乳首を思いっきりほおばって、くちびると舌で乳首を取り込み、あごなどを力強くリズミカルに上下運動(噛む動き)をしながら舌で乳首を上あごに押し付けて搾り出し一生懸命母乳を飲んでいることがわかります。決して吸引はしていません。
そして、赤ちゃんが、気持ちよく飲める姿勢を探してあげて下さい。縦抱きや脇抱きは、赤ちゃんにとって負担になりやすいので工夫が必要です。首が後屈した姿勢や身体がねじれた姿勢にならないよう注意して下さい。このような姿勢は、浅飲みになり、間違った嚥下癖が定着しやすいので注意して下さい。
そして、目を見て与えて下さい。

こうして母乳を飲むことによって、かむ力を身に付け、歯並びにも好ましい影響を与えます。「食べること」は学習して身に付けるものです。
人間をふくめ、動物にとって「食べる」ことは、生命を維持するためになくてはならない行為です。
それだけに食べることは最も原始的な機能と言っていいものです。
赤ちゃんは成長するにつれて「飲むこと」から「食べること」へと移っていきます。
本能的に知っている母乳の飲み方とちがい、そしゃくは子供が学んで覚えていくものです。
離乳食開始の目安は
①お乳を上手に飲める力がついていること
②座った状態が保てること
③赤ちゃんが食事を欲しがっている事です。
子供の食べる力の発育過程をふまえ、生後6ヶ月までは、“ほ乳の達人”(あごや舌、くちびるなどを十分に動かしてミルクを飲むことで口の基礎体力をつける)になること “ほ乳の達人” をクリアしたうえで離乳を開始し、1歳で親と同じものが食べられるようになることを目標に、身体的な発達・成長(ハイハイ、お座りなど)をみながら、子供ののほうから離乳するタイミングに合わせること。

はいはいの意義

重力に対抗して、歩行姿勢を獲得するまでに、その姿勢に耐えられる身体の支持力を養うことが重要です。赤ちゃんの発達は、頭から尾側へ、中枢から末梢へという法則性かあります。そしてその発達は、滑らかな坂道ではなく、階段状に上がっていきます。
つまり、できるようになったことを十分経験すると、次の段階に上がれるということです。立つと重力が余計かかるので、その前に十分動けるようにしておく、「地面に平行な姿勢で十分動く」ということは、本当に大事な考え方です。
お母さんは、「勝手に自分で歩いちゃうんだからしょうがない」とよくおっしゃいますが、昔よりつかまり立ちがやりやすい環境ですから、早く歩かせない工夫は必要ではないかと思います。歩きたい子を歩かせないというのは難しいですね。
生後間もなくから、腹ばい姿勢で過ごす時間を作り始めることから始めたいです。腹ばい姿勢で遊ぶことが楽しくなることで、寝返りへの意欲がわきます、腹ばいで遊び始めたら、お腹を支点に左右に回転する動き(ビボットターン)や、前後へのずりぱいを誘うように、おもちゃを置いたり声をかけたりしましょう。寝返りやずりばいをしっかりすることで、体幹や上肢、おしりの筋肉がついてきて四つん這いができるようになります。
ハイハイは、腰椎前弯の形成(腰すわり)に必要な運動です。ハイハイで、腰が強くなり一人で座れるようになります。
発達の順番は、ハイハイ⇒1人座りの順となります。ハイハイをしなくても歩くようになりますが、O脚になったり、左右非対称に育つ場合があるので注意して下さい。
ハイハイ⇒1人座りの順番が逆にならないようにしましょう。


赤ちゃんの要求は、すべてその生命に関わる要求です。
つまり赤ちゃんの行動は全てに意味があることですし、その行動は「快感」「楽しさ」とともに行われます。
ずりばい、ハイハイ、つかまり立ち、おすわり・・・これら全てを行おうとする時には、赤ちゃんは楽しそうにしているはずです。
「赤ちゃんは遊ぶのが仕事」などと言われますが、これから先の長い人生を生きていく上で必要な体や心を、「楽しい遊び」を通して育んでいっています。
ですから、これらを充分に楽しませてあげること、それが一番の「コツ」だと思います。

ちなみに、「泣くのが仕事」というのは間違いで、泣くのは満たされない要求があるか、要求を抑えられているからです。
本当はあまり泣かないほうがいいのです。

子どもの心や体は、大人が考えもつかないような行動によって、育まれていきます。
「健康のために何が大事か」「あれが良い、これは悪い」と頭ばかり働かせないで、赤ちゃんの要求を大人の都合や大人の知識で制限することなく、できるだけ形にさせてあげること、これに尽きるのではないでしょうか。

まだまだほんの一部ですが どうしても知って欲しいのです!

いま、食べる、話す、飲み込む、と言った基本的な機能の他に、口がぽかんと空いていたり風船やシャボン玉を吹けない、ろうそくの火を吹き消せないなどお口の機能の発達が不十分な子ども達がたいへん増えています。このままでは子ども達の将来が心配です。
苦しんでいるのは子ども達だけではありません。なにをどうすれば良いかわからず悩む保護者も増えています。
当クリニックでは、スマイルキッズクラブに入会いただくと、定期的に来院いただき
むし歯予防と口腔育成へのアドバイスをさせていただいています。

ぜひ私たちにご相談下さい。
子ども達の明るい未来のために一緒に頑張りましょう!